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RNO--6567
 2017年 10月 本科生・聴講生 合同講座
演題 【日本の伝統的食習慣・食文化と認知症・生活習慣病予防】
  講師 東邦大学教授
   東邦大学医療センター佐倉病院 副院長
        龍野 一郎 先生
講演要旨
 日本は世界の長寿国の一つであり、伝統的食文化を含めた日本の生活習慣これに大きく寄与していると言われています。ただ、寿命が延びた現在においては健康寿命の延長が大きな課題となり、それを妨げる要因の一つに認知症の増加が挙げられます。高齢化の進展は日本国内にとどまらず世界的に広がり、認知症の増加が世界的な問題となっています。このような中で今年7月に英国な著名な医学誌ランセットで認知症の3分の1は生活習慣などに起因しており、生涯を通じて脳の健康のために意識的に生活習慣の改善に努めることで予防できると報告され、大きな反響を呼んでいます。このような認知症の発症に与える生活習慣に喫煙・運動不足・高血圧・糖尿病・肥満・難聴・社会的孤立などの要素が挙げられています・これに加えて日本食の持つ低カロリー、低脂質、魚肉の摂取といった食習慣・食文化が肥満・高血圧・糖尿病の予防に加えて、直接的に認知症予防に働いている可能性があります。
 本講演では最近の研究成果を踏まえて、日本の伝統的食習慣・食文化の良さを理解し、生涯に亘る認知症を含めた肥満・糖尿病といった生活習慣病の予防・かいぜんさくを考えてみたい思います。

講演内容
・認知症とは何か
 65歳以上の7人が認知症
 加齢による物忘れと認知症による物忘れ
 認知症の種類 症状
 生活習慣に関係 予防 改善
・生活習慣をどうしたらよいか
 脳の異変をどう捉えるか
・認知症の予防
 社会活動の重要性
 食習慣の改善
・糖尿病の危険性
 糖尿病の種類 Ⅰ型 Ⅱ型
 膵臓とインシュリン
 糖尿病の合併症
 動脈硬化 血管をどう守るか
 アジア人に多い糖尿病 膵臓との関係
・食習慣の破壊
 肥満と痩せ
・ストレスと生活習慣病
 食事はゆっくり
・最近の病院での取り組み