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RNO--651
 7月 聴講生講座
演題     【介護従事者が働き易くなる社会】
  講師                評論家    樋口  恵子先生
 高齢者はボランテアで仕事を持ってからだを動かすことが大切だ。少々無理しても働いてもいいが無茶をしてはいけない。健康は生きるための手段であり高齢者の心構えだと思う。
 わが日本は世界ののなかで高齢化社会としての3冠王となっている。
?平均寿命男子79.29歳女子86.05歳超高齢者社会である。
?高齢化のスピードが世界一。65歳以上の占める割合が19970年70% 1994年 14%と24年で2倍となった。
?国民総人口に占める65歳以上の人口比は現在2割を超えていて、2022年では3 割、2050年には4割に達する。
これまでわが国が高齢者福祉国家としてお手本にしてきたスエーデン、デンマーク、ノルウエー、イギリス等の国々の高齢者の比率は14%〜15パーセントで安定している。なぜ日本は高齢化率が高いのか。それは出生率が1,3人と低いからだ。これからは更に社会保障比を高め、男女参画社会を構築していく必要がある。
 戦後64年の間に、曲がりなりにも世界に誇れる社会保障制度を積み上げてきた。国民皆年金保険、国民皆健康保険、介護保険である。
 介護保険法は1997年成立、2000年施行され来年で10年となる。それまでの介護は家族が担ってきたのだが、施行され9年経過した現在7つの効果がもたらされた。
?デーサビスなどの外の施設を利用することによる介護者の心のバリヤフリー 効果
?標準化した介護が受けられることによるエビデンス効果
?高齢者への虐待などが早期発見できるサーチライト効果
?どうすれば一番いい介護が受けられるか担当者ごとに相談できるチームワー ク効果
?パートナーシップ効果
?全国組織のネットワークで研修できるネットワーク効果
?介護職員の身分の確立、収入増
しかし、本当の介護制度の確立はこれからだ。社会保障全体の枠組みを再構築するときだ。介護は人間しかない営み。人間の証明でもある。介護する人が幸せでなければ,介護される人も幸せになれない。