Go Zitudai.HP
RNO--6074
 2017年 4月 本科生講座
演題 【 遺伝子と生命 】
  講師 千葉大学名誉教授・本校学長  橘 正道 先生

講演要旨
 子は親に似る。カエルの子はカエル。これは遺伝子が伝えられていくからである。遺伝子の正体は?、それは物質ーDNAである。どういうもので、どういう働きをするのか生物を支配する、とんでもない物資の秘密を探り、生命の奥底を覗く。とくに、ほぼすべての多細胞生物が2つの性を持ち、これが多くの生物活動の基礎となっている。その根源には遺伝子の関わりがある。掘り下げて考えたい。

講演内容
遺伝子は生命の設計図ー物質的本体はDNA
これは生物の活動の随所に顔を出す・・・人は何故恋をするのかまで
1 遺伝子といえばメンデル 何を見つけたのか
2 染色体の研究 しかし染色体は遺伝子そのものではない
3 遺伝子の物質的本体の追求 核酸
4 DNAが遺伝子の正体 
  DNAの構造 2重らせん構造
5 遺伝子は何を決めるのかー主にその個体のタンパク質を決める(アミン酸配列)
  タンパク質の構造
6 遺伝子DNA上の信号ー核酸塩基の並び方
  遺伝子の構造から推測された全生物の系統図
7 同じ役割の遺伝子は1つの細胞内に2つあるー対立遺伝子
8 遺伝子の発現調節
9 遺伝子は不滅かー何処かで傷ついている、多くは直るが、傷も残るー突然変異
10 子孫の細胞への遺伝子の伝わり方ー2種類の細胞分裂
   ・有糸分裂  ・減数分裂
11 有性生殖、その目標と手段
   2つの個体の共同作業、時には自分の生命を犠牲にしてもこの目的を果たす。