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RNO--5717
 2016年 12月 本科生講座
演題 【更級日記〜平安女性の生涯をたどる〜】
  講師 元千葉県立女子高等学校長 安田 伉 先生

講演要旨

・「更級日記」本文冒頭部分より
・本文による作者略年表

講演内容
・更級日記とは
 平安時代中ごろに書かれた回想録
 作者は菅原道真の5世孫にあたる菅原孝標の次女 菅原孝標女(すがわらたかすえのむすめ)
 父の任期が終わり、京に帰るところから始まる。作者13歳(1020年)から、52歳頃までの
 約40年間が綴られている。
 冒頭部分、上総、下総、安房が舞台
 五井駅前にある、笠をかぶり虹の上を歩く銅像は、作者をの姿をモチーフにしている
 と言われているが、車での旅であったろう。
 小説、随筆と並んで日記が文学作品として扱われるのは日本だけか?。 冒頭部分の朗読、ボケ防止に効果あり?。
・作者略年表より
 平安女性の生涯をたどる
 少女時代 物語に対する熱冷めず、「源氏物語」などを昼夜を問わず読みふける。
 度重なる身内の死去、30代での結婚、出産、夫の病死灘尾を経て、信仰、夢の記述が
 増えていく。
・書名について
 書名の「更級」(更科)は、作中の「月も出でで闇にくれたる姥捨になにとて今宵たづね来つらむ」の歌が、
 「古今和歌集」の一首「わが心慰めかねつ更科や姨捨山に照る月を見て(雑歌上、よみ人しらず)」を
  本歌取りしていることに由来すると言われている。作中に「更級」の文言は無い。