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RNO--4945
 2015年 11月 本科生講座
演題 【波の伊八について】
  講師 波の伊八研究家 當間 隆代 先生

講演要旨
初代 波の伊八”武志伊八郎信由”の魅力、作品紹介と現状について

講演内容
・初代 「波の伊八」の人物について
 武志伊八郎信由(1751〜1824)
 約260年前、現千葉県鴨川市打墨に生まれる。江戸時代房総半島で、波や龍を中心に彫工し、
 生涯宮彫師として活躍した。神社仏閣に多くの作品が制作され現存する。
・「波の伊八」の作品と魅力作品の紹介
 年齢とともに変化していく作風
 枠にはまりきれずに枠からはみだした”龍”
 行元寺の”波と宝珠”には、太平洋の荒波の波間に浮かぶ宝珠が彫られ、
 般若心経の「空」を波で表現していると言われている。北斎に影響か?。
 薬王院(鴨川市)「龍虎」
 長福寺(いすみ市)「波に龍」
 飯縄寺(いすみ市)「牛若丸と天狗」「波に飛竜二面」
 智蔵寺(南房総市)「波に龍」三面
 行元寺(いすみ市)「波に宝珠」「波に旭と鶴」
 飯尾寺(長柄町)「双龍」
 など
・作品の現状
 最近はその価値が少しずつ認知され、保存の機運も高まりつつあるが、
 その多くは250年の風雨にさらされて、朽ち果てる寸前になっている。
 今、何か保存の手を打たねば、これほどの文化遺産を後世に残すのは難しい。