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RNO--4876
 2015年 10月 本科生・聴講生 合同
演題 【源氏物語の装束について(束帯と十二単)】
  講師 東京成徳大学人文学部教授 青柳 隆志 先生

講演要旨
「源氏物語」を読むにあたって、基本となる男・女の装束(束帯・十二単)を着装しながら解説する
講演内容

・束帯(そくたい)
 束帯は、宮中に参内するときの正式な装束
 文官の着る「縫腋の袍」(ほうえきのほう)と
 武官の着る「闕腋の袍」(けってきのほう)に大別される

・五衣唐衣裳(いつつきぬからきぬも)
 いわゆる「十二単」で正装、男子の束帯に相当
 平安時代は宮中女子の標準服でしたが、現在では即位の大礼や、
 女子皇族本人の結婚式等にのみ用いられる。
 年齢により色彩の決まりがあり、若年者・未婚者は晴の儀式に際して、
 小袖と袴に濃色(えんじ色)用いた。

・襲(かさね)の色目
 蘇芳の匂、松重、紅の薄様、紫村濃、紅紅葉、山吹の匂、・・・・
 配色の名称
 ・「匂」同系色のグラデーション
 ・「薄様」グラデーションで淡色になり、ついには白にまでなる配色
 ・「村濃」所々に濃淡がある配色 村は斑のこと
 ・「単重ね」夏物の裏地のない衣の重ね。
       下の色が透けるので微妙な色合いになる