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RNO--4821
 2015年 5月 聴講生講座
演題 〚理想のホスピスを目指して〛
  講師 ケアタウン小平クリニック院長 山崎 章郎 先生

講演要旨
 私は外科医16年の経験を通して、人生の終末期を過ごす場所として一般病院の病棟は適切でない
と考えるようになった。そして、ホスピスこそが理想の場所であり、取り組みであると確信し、施設
ホスピスで14年働いた。その経験を通し、今では可能であれば在宅ホスピスこそが、求められるものであると考えるようになった。
 ケアタウン小平チームは2005年10月、地域の中でがん、非がんを問わずホスピスケアを提供するべく、その活動を開始した。チームは、ホスピスケアの理念を共有した訪問診療、居宅介護支援事業所、医療ニーズの高い利用者も支えるディサービス、その他配食サービス等在宅療養を支える事業所が1か所に集約したものである。それは施設ホスピスの経験から、質の高いホスピスケアの為には、在宅といえども他職種がいつでも顔と顔を合わせることのできるチームが必要であると考えたからである。
 2015年10月で丸10年になる。今回は、ホスピスケアの要点と、それに基づいた在宅ホスピスケアの取り組みの実際について報告するが、地域とのつながりでいえば、その過程で在宅遺族会が誕生しチームの活動に参加するボランティアの中には、それらのご遺族も参加するようになっている。さらには、宮崎から発祥したホームホスピスの取り組みが、2014年4月より、チーム訪問エリア内で開始されている。
 全人的ケアであるホスピスケアの理念は、医療現場のみならずに、地域の中の様々な雨ンで活用できる普遍的ケアの概念である。それは孤立社会と言われ始めた地域の中で人々をつなぎ、地域再生の理念にも成り得るものと確信している。

講演内容
多死社会 2025年問題 団塊世代が75歳に 2014年 年間死者 120万人
                       2025年      160万人
     どこで死ぬ?。病院のキャパは満員、死に場所難民の時代
     2025年の半分が癌死。
     癌はありふれた病気←人生設計を。癌は急速に死に至る←介護保険うまく使えない
ホスピスの要点
     ・苦痛症状を和らげる 癌の傷みは9割取れる
     ・嘘をつかない(今どうなっていて、これからどうなるか)
     ・チームケア
     ・ボランティアとの協働 生まれてきてよかったの言葉
     ・死に関する話題を避けない
     ・解決困難の中で、自己肯定ができずに苦悩している人々へのケア
      アウシュビッツの被害者、その家族、関係者が常の求めているのは、
      話し相手であり、理解されることであり、触れ合いである
     ・悲惨ケア
      人がいかに死ぬかということは、残される家族の記憶の中に留まり続ける
      私たちは、最後の苦痛と、その対処について十分に知る必要がある
ケアタウン小平チームの取り組み
      以下略