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RNO--4722
 2015年 2月 聴講生講座
演題 【 陽明学入門ー私の人生と陽明学ー 】
  講師 作家・陽明学研究家 林田 明大 先生

講演要旨
 私が『真説「陽明学」入門』で作家デビューして、20年が経った。そもそも私が陽明学に興味を抱いたのは、18歳頃のこと。その後、20歳頃にシュタイナー教育の創始者ルドルフ・シュタイナーの思想に魅了され、陽明学を知る作業は細々と継続してきた。それが今から約20年前に、突然、陽明学の本を書いたことをきっかけに陽明学研究家に変貌、今日にいたる。とても興味深い事には、陽明学の理解が深まったと同時に、禅仏教や老荘思想もよく理解できるようになった。
 昨年は、『真説「陽明学」入門』の英語版がグロービズ経営大学院から刊行され、その一方では、越川禮子せんせいとの共著『「江戸しぐさ」完全理解』の中国語版が2013年に台湾で刊行される。実は今の私があるのは、シャンソン歌手の美輪明宏さんや、妻のおかげ。そんな個人的な話を交えながら、陽明学の魅力についてわかりやすい話をしていきたい。

内容
「知行合一」・・「言行一致」という理解でいいのかという疑問?
1 私と「ゲーテ、ルドルフ・シュタイナーの思想」
  陽明学とうり二つ
2 私と「陽明学」
  王陽明の言葉
  心即理 知行合一 致良知 事上磨錬 
  山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し
  抜本塞源 万物一体の仁
3 「江戸のしぐさ」のルーツ、「真の代表的日本人」日本陽明学の祖・中江藤樹
4 「知行合一」と「苦楽合一」
  知行合一並進 思いと行動が同時進行
  徳川家康とその家臣たち(三河衆)の苦労話と、「苦楽合一」→「生死一如」「聖俗不二」
5 「中庸」について
  2つの要素のバランスを取ることが大切
  善と悪はもともと一つ 
  過ぎたものが悪 程々が良い
  これを教えてくれるのが 良知
 「至善(良知、明徳、仏性、自然)は、心の本体。その本体の上で、
  少しでも行き過ぎたところがあれば、すなわちこれこそが悪」
6 「致良知(良知を致す)」
 良知=仏性(真如)=神の分け御霊=高次の人間(R.シュタイナー)
 =本来の面目(『無門関』)=真実の自己(V.E.フランクル)

「日々雑なことをしている人は、雑な人間になる修行をしているのと同じです