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RNO--459
 3月  聴講生講座
演題            【江戸庶民の楽しみ】
  講師        ランドスケープガーディナー  青木 宏一郎 先生
講演要旨
 いつの世でも、遊びは日常生活からの開放である。日本人はもともとは遊ぶことが好きで、遊び上手な国民だ。江戸町人の歴史はほとんどそのまま、遊びの歴史と重なり合う。意外にも江戸時代は「遊びの時代」ではなかったか。従来の歴史の教科書では、大半の人々が封建制度に縛られて、貧しく希望のない生活を強いられたように教えられてきた。だが、実際はむしろ、現代よりも上手に楽しみを見いだしながら暮らしていたのではないだろうか。
 そのような江戸庶民の楽しみを、開幕から明治維新までにわたって、遊び場が発生し、発達し、花開き、大衆化する様子を紹介する。具体的には、江戸の三大娯楽・歌舞伎・遊郭・相撲をはじめとして、花見・寺社の開帳・富くじ・見世物・行楽など、庶民の遊びに注目したい。
1 江戸に遊び場ができる(17世紀前半)
 遊びの最初の主役は武士 町人の遊びが始まる 遊び場を制する町人 禁止されるほど高まる民の遊び心 能や歌舞伎と一緒に演じられた見世物(放下)
2 町人の遊びが花ひらく(17世紀後半)
 何度となく大当たりをとった「曲鞠」 豪商たちの絢爛たる遊び振り 庶民の心を掴む宗教にかこつけた仕掛け人 現代まで生き残った盆踊り
18世紀以降は次の機会に講演したい。