Go Zitudai.HP
RNO--4530
 2014年 9月 聴講生講座
演題 【 生活習慣病を考える 】肥満症の病態と治療の進歩
  講師 東邦大学医学部医学科教授 
   東邦大学医療センター佐倉病院副院長  龍野 一郎 先生

講演要旨
 現在、糖尿病・高血圧・脂質異常症・メタボリック症候群を代表とする生活習慣病が増加して大きな社会問題となっている。この根本は肥満、特に内臓肥満の増加が存在し、この予防が重要である。肥満の基準は体格指数(BMI)によって判定され、BMI25以上は肥満と呼んでいる。この値は欧米人の肥満基準であるBMI30以上と格差がある。その理由に日本人を含めてアジア人は小太りでも病気を併発しやすく、このために基準を下げている。最近、単なるひまんとは分けて、病気につながる肥満症という概念が導入され、肥満症についてより積極的に治療すべきと考えられている。肥満の改善には栄養・運動療法が基本であるが、食欲の増大に視点をおいた認知・行動療法も必要である。
 本講演ではこれらに加えて、最新の薬物法並びに大きな問題となっている肥満外科治療についても概説したい。
講演内容
・生活習慣病とは?
 生活習慣病とは何ですか?
 どんな病気がありますか?
 原因となる生活習慣は?
・肥満症と動脈硬化
 生活習慣(過食、運動不足など)
    ↓
 肥満(=内臓脂肪蓄積)
    ↓
 メタボリックシンドローム
・肥満度はどうやって決めるの?
 BMI=体重/身長(M)×身長(M)
・我が国とWHO基準の肥満度の差
・日本人はなぜ軽度肥満で糖尿病になりやすいか?
 アジア人は人種的(遺伝的)に体はコンパクトに作られ、肥満に弱い
・肥満≠肥満症
 不健康な肥満(肥満症)って、なに?
・肥満に起因ないし関連し、減量をようする健康障害
・減量治療の原理
 消費エネルギー>摂取エネルギー
・行動療法のポイント
・肥満の薬物療法
・高度肥満の怖さ
 肥満外科療法の実際