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RNO--4225
 2013年 11月 本科生講座
演題 【 ヤマサ醤油七代目 濱口梧陵と稲むらの火 】
  講師 ヤマサ醤油株式会社 社長 濱口 道雄 先生

講演趣旨
 いち早く津波の襲来を察知した庄屋の五兵衛が刈り取った稲むらに火をつけて村人を高台に誘導し、多くの村人の命を救ったという「稲むらの火」の逸話は戦前の国定教科書の国語読本に掲載されましたが、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の「生ける神」が原作です。異国人の小泉八雲が明治中頃にどうして安政元年の紀州での小さな村の出来事を知るに至ったかは謎ですが、光村図書の小5の国語教科書にも取り上げられるなど今再び注目を浴びています。
 「稲むらの火」の主人公、庄屋の五兵衛は、演者の高祖父であるヤマサ醤油七代目濱口梧陵がモデルです。初代駅逓頭を勤めるなど家業の醤油屋の枠にとどまらず、幕末から明治初期にかけて幅広く活躍した濱口梧陵と稲むらの火についてお話します。

講演内容
・太平洋岸に広がる、紀州(和歌山)の地名  
 紀州人の進取の気性 移民としてブラジルまで
・江戸時代の紀州人の房総半島への進出
 「鰯漁場」の開発 「鯨漁」の技法の伝授
 「鰹漁」と「鰹節」の製造法 「醤油」の醸造
・醤油のルーツ
・なぜ、千葉県にしょうゆ製造業者が多いか?
 江戸という大消費地に近く、利根川や江戸川の水運を利用した地の利と、霞ヶ浦周辺の大豆や小麦といった質の良い原料生産地に近かった。
・濱口梧陵(1820−1885)について
・「稲むらの火」に関して