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RNO--3920
 2013年 4月 本科生講座
演題 【 遺伝子といのちの不思議 】
  講師 千葉実年大学校学長  橘 正道 先生

講演要旨
子は親に似る。カエルの子はカエル。これは遺伝子が伝えられていくからである。遺伝子の正体は?。それは物質ーDNAである。どういうもので、どういう働きをするのか。生物を支配する、とんでもない物質の秘密を探り、生命の奥底を覗く。とくに、ほぼすべての多細胞生物が2つの性をもち、これが多くの生物活動の根底を作っている。このことも遺伝子との関わりである。掘り下げて考えたい。

講演内容
遺伝子は生命の設計図ー物質的本体はDNA
  これは生物活動の随所に顔を出すー人はなぜ恋をするのかまで
1 生化学者の観る世界
  徹底的な唯物論、しかし宗教的な境地を与えうる。その物質がタダ者ならず。
2 遺伝子といえばメンデル 何を見つけたかーその内容は深い
3 それに続く染色体に研究 染色体は遺伝子そのものではなかった。
4 遺伝子の物質的本体の追求 核酸が浮かび上がる
5 DNAが遺伝子の正体
  デオキシリボ核酸(DNA)とリボ核酸(RNA)
6 遺伝子は何を決めるかーその個体のタンパク質を決めるータンパク質のアミノ酸配列を決める
7 遺伝子DNA上の信号
  遺伝子情報の流れ その情報
8 同じ役割の遺伝子は1つの細胞内に2つあるー対立遺伝子、1つは父親、1つは母親からのコピー
  2つある意味は?
9 1つの細胞の中で、すべての遺伝子が同時に働いているのではない。休んでいる時も多い
  遺伝子の発現調節
10 子孫の細胞への遺伝子の伝わり方ー2種類の細胞分裂
   有糸分裂(同一個体内で自分の仲間を殖やす場合)
   減数分裂(配偶子{動物では精子と卵子}を作る細胞分裂)
11 親と子は似て異なるのは当然、しかし兄弟も似ていて異なる(除く1卵生双生児)
12 遺伝子は不滅かーいや、刻々と傷つく、多くは直るが、傷も残るー突然変異という、化学物質の運命
13 生物の遺伝子障害への対応ー個体内、ついでに”個体間”でランダムに遺伝子をブレンドし、運命は次世代に託す。偶然性に頼り選別するー生き残るものは良いとするある非情さ。生物が種をつないできた秘密中の秘密。