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RNO--3620
 2112年 11月 本科生講座
演題 【イスラムの世界から見た欧米】
  講師 敬愛大学国際学部教授 水口 章 先生

講演要旨
 日本の「世界史」では、まだヨーロッパ中心史観的な内容がみられます。しかし史実は、7世紀から17世紀後半までの約1100年間はイスラムの時代でした。中でも、17世紀はオスマン帝国(1299〜1922年)、サファヴィー朝(1501〜1736年)、ムガール帝国(1526〜1858年)の全盛期に当たっていました。一方、ヨーロッパでは14世紀についで17世紀も飢餓やペストが流行し、決して繁栄を誇れる時代ではありませんでした。ただ、イギリスで市民革命(1641〜1649年)や産業革命の息吹が見られ、それが18世紀後半の発展へとつながっていきます。
 本講演では、このイスラム時代における知識者のヨーロッパに対する見方や、科学・技術の知識を中心にお話し、ユーラシア史においては、ヨーロッパ文明の発展の歴史はまだ僅か300年であること、イスラム文明の影響を受けてヨーロッパ文明が花開いたことなどを紹介します。
 そのことによって、現代のイスラム世界と欧米の関係の背景を考えて見たいと思います。

内容
?地中海文明交流圏
?ルネッサンス
?イスラム知識人のヨーロッパ認識
?中東地域と近代ヨーロッパ国家の関係