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RNO--3047
 2012年 2月 聴講生講座
演題               【 最近の法律問題 】
   
講師                 弁護士   大塚 喜一 先生

講演要旨 
1.光市母子殺害事件
 山口県光市で1999年母子2人が殺害された。犯行時18歳1ヶ月の少年が、殺人や強姦致死などの罪に問われ、差し戻し後の控訴審で死刑判決が出された。先日、最高裁で上告棄却となり死刑が確定した。自分は弁護士の立場から死刑には反対である。現在自分が抱えている30年前の市原市で起きたタイヤ修理業の両親を刺殺し、東京湾に投げ捨てたとされる佐々木哲也事件でも、死刑を避けるための活動を続けている。

2.オレオレ詐欺の現状
 年間20億円が騙し取られているオレオレ詐欺、数年前からその手口が変化してきている。これまではお年寄りの家庭に息子を装い電話をかけ、相手に心理的パニックを与え金銭を振り込ませて騙し取るという姿を見せない犯罪であった。
 これに対して、警察や金融機関等の防止対策が行き届きその件数が減少したが、最近では電話の後、金銭を直接自宅まで受け取りに行くというスタイルに変化している。受取人は犯罪には直接関係のない少年にやらせ、万一失敗した場合はその場から姿をけす。被害者の多くは60代女性。
 オレオレ詐欺の防ぎ方
? 電話を受けてすぐには行動せず、お茶など飲んでワンクッションおく。
? 冷静な第三者(友人・知人)に相談してみる。
? 緊急にお金を必要としているはずの息子や孫などの当人に確認する。

3.虐待をめぐって
? ハーグ条約
 違う国の人同士が結婚し、仲が悪くなりDVなどが原因で離婚したり、別々に暮らすようになることが少なくない。こんな時、子どもを一方の親が勝手に自国に連れ帰ってしまうと、それぞれの国の法律の違いにより子ども本人の生育上に様々な問題が生じる。日本でも昨年5月「ハーグ条約」に加わることを決め、子ども本位に双方で考えるようにした。
? わが国では年間37〜40人虐待により殺される子どもがいる。身体に暴行を受ける攻撃的作為的虐待だけでなく、食事を与えない、無視といった不作為的虐待も行われている。この背景には、・反社会的婚姻・無気力、無責任な男親の増加などが考えられる。これまで以上の児童相談所の権限の強化、虐待を繰り返す親への親権制限、剥奪等を強めるべき。

4.遺言のすすめ                 略

5.質疑応答                   略