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RNO--2884
 2011年 11月 本科生講座
演題                【 死に方研究 】
  講師                  弁護士  渥美 雅子 先生

講演要旨
 今、葬送の仕方、埋葬の仕方が論議を呼んでいる。
お葬式、お墓の維持にお金がかかりすぎる、というのが論議のスタートだ。確かに他の国に較べ日本人の葬儀代は高すぎる。平均的な葬儀代は231万円だが、アメリカ44万円、イギリス12万円、韓国37万円に較べても格段に高額だ。
 費用のほかに宗教の問題、埋葬の仕方の問題などについて既成の法律(墓地、埋葬等に関する法律)を改正しようとする動きや、戒名を自分でつけようとする動きもある。
 時代が激しく変わってゆく中で、日本人の死生観も大きく変わりつつある。そうした動きを紹介しながら「納得できる死にかた」を考えてみたい。

1.日本の葬送の歴史
古代・・・死体を何もせず、ほったらかし。
古墳時代・身分の高い人は生前と同様、死体も回りに日常品を並べ埋葬
奈良時代・仏教が中国から伝来したが、寺は学問所であり、庶民の葬儀には関     わることはなかった。
平安時代・庶民にも仏教の思想が浸透し始め、死後の世界(来世)の考えが普     及し、寺とのかかわりのある葬儀が行われるようになった。
鎌倉室町時代・極楽浄土の思想が広まり、村組織が確立され、葬儀も村単位で     行われるようになった。
江戸時代・寺が村全体を束ねる形となり、寺中心の運営がなされるようにな      る。
明治時代・戒名をつけるようになる。
戦後・・・村組織の解体
2.現在の葬儀の意味と傾向(日本人の葬送感)          略
3.葬送に関する法律                      略
4・世界ではどうゆう葬送をしているか
・火葬・・・仏教、ヒンズー教 輪廻転生思想 708年持統天皇火葬に。第二      次大戦後一般化、現在日本では99%火葬
・土葬・・・復活を信じるキリスト教国、イスラム教国
・風葬・・・日本でも古来は一般的。沖縄の門中墓は風葬の名残
・樹上葬・・遺体を木に吊るしたり縛ったりする。環太平洋地域。奄美大島で      も。
・ミイラ葬・エジプト、ペルー、山形県出羽三山9人の僧が即身仏に
・水葬・・・海軍、航海中の船上で人が死亡した場合。インド、ネパール、チ      ベット
・鳥葬・・・チベット、インドのゾロアスター教徒
・舟葬・・・ポリネシア 遺体を舟にのせて海に流す
・樹木葬・・火葬にした後骨灰を樹木の根元に
5.戒名と俗名                        略
6.葬儀への準備 これだけは書きのこしたいエンディングプラン
?葬儀社への事前予約  ある(葬儀社名、担当者名、連絡先等)ない
?遺影         ある(保管場所)          ない
?棺に入れて欲しいもの
?葬儀 宗教宗派、菩提寺(連絡先)、希望
?戒名 望む   望まない
?お墓 ある(場所      )              ない
?その他 葬儀に読んで欲しい知人などの連絡先等