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RNO--2767
 2011年 9月 本科生講座
演題  【サッカー界の裾野〜文化構築醸成に向けて〜】  
  講師  千葉県サッカー協会理事(テクニカル&ユースダイレクター)
                         藤原 明夫 先生
 
講演要旨
 『困難の大きさは可能性の大きさに等しい。』我が卒論の結句から、若者育成論を伝えます。受験勉強と自分のやるべき道との両立を苦労することからしか、時代を背負っていく人材は育ってこない。優秀な大学の学生の学力や、思考力、リーダーシップの低下は、受験勉強のみに情熱を向けてしまう親・学校・本人の視野の狭さから始まる。若者よ、チャレンジなしの人生からは、未来は生まれない。何事もとりあえず無難にすますという考え方は、進歩を閉ざす。夢を持ち続け前進することには、困難が立ちはだかる。オープンマインドに根ざした情熱と澄んだ眼差し(見識)こそが可能性を拓く。人の話に耳を傾けずに突っ走る『情熱的専心』は道を間違え周りの人を傷つけ不幸にする。
この鍵を握る『情熱』の方向性の大切さを若者に伝える責任が実年の生きがいであり、次世代に繋がる。
 日本のトップエリート学生は高級官僚、ハーバードは地域・世界に影響を及ぼす企業家を目指す。学問には、自分の文化的価値を実践しながら人生の栄養を吸収するところに、主体的発展的弁証法が成り立つ。Jリーグもスポーツ界も芸術界も高官も政治家も司法家も大学教授も自分の地位の堅守に、日本の文化発展・地域貢献に真の人間力を傾けられない。どこに問題があるのか。文化構築の鍵『メンバーシップ』と『クラブ』から、若者と共同の街づくりを考える。
 オシム監督が言うように、『スポーツとは育てるもの』人の心をそだて、身体を育て、チームワークを育て、夢や情熱を育てます。そしてそのスポーツもまた、他の文化や人生と同じように、育てられることを必要とします。スポーツが人を育てるように、人もまた、スポーツを育てていく必要と責任があるのです。文化を育てる意味、そして人が成長していく過程を、脳の論理的仕組みから考えてみます。
 いろいろな世代、いろいろな人が関わり素敵な夢のある文化の根付く街づくり。健康・食文化・建築アート・スポーツ・音楽・美術・まちづくり・教育・政治、生き生きとした絶対にぶれない澄んだ眼差しと真摯な姿勢での多くの人たちとの共感と実践こそが、きっと立場やメンツに拘る人たちの目を覚ましてくれると信じています。そこに素敵な文化が、素敵な街が誕生します。
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