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RNO--220
 9月 聴講生講座
演題    [自分らしく生きる]
           講師   福祉コーディネーター  滝口 仲秋 先生
 立てない・座れない・歩けなくなった人間が、15年かけ何とか精神的に立ち直り、バリアを楽しむまでになれた。そんな過程を、A落ち込み⇒B立ち上がり⇒C立ち直りと三つの過程に分けてお話しする。
 私は人生のどん底から、もがき、嘆きながら這い上がり、そして、自分という人間は独りしかいない。他人と比べなくていい。自分なりの人生を創ればいいと考えるようになった。
1 落ち込み
 千葉大学教育学部卒業後、教職についていた1972年、脊髄腫瘍という難病に侵される。30歳半ばに10ヶ月入院、左足に装具をつけて退院。
 40歳代後半に再発、5ヶ月入院、一本杖で退院。50歳代火傷で3ヶ月入院、2本杖で退院。50歳代後半、火傷で3ヶ月の入院、車椅子で退院。下半身の運動機能が全廃になった。
 立てない、座れない、歩けないわが身。生きていることが世間の迷惑になると、厭世的な思いになり、人生をやめたくなった。
2 立ち上がり
 健常者との交流で、車椅子の自分と楽しげにダンスをしてくれる女生徒がいる。下半身の不自由な私が、手を使い、口を使って、表現、行動していることに外国人女性から感動される。こんな自分にも味方がいることに気付く。そして、無理をせず、我慢せず、ありのままに生きればいい、自分なりの生きがいを持ち、自分なりの能力にふさわしく生きればいいと考えるようになった。
3 立ち直り
 これまで自分の身近なことを消極的、否定的に見ていたことに気付き、ものの見方を拡げてみようとした。家事ができないから、布団干し、洗濯。人と逢いたくないから、ダンスサークルにかよう。同窓会に参加。ボランティア活動。ひとつできればいい、ひとつ味わえればいい。なんにでも興味を持つようにした。そうすることにより、気力がわいてきた。今では、他人に喜ばれることを何でもやってみようという気持ちになれた。そして、これまで自分を支ええくれた方々に、心から謝意を表す気持ちになれた。