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RNO--1460
 10月 本科生・聴講生合同講座
演題 【人生百年時代 後半が勝負】
  講師              NPO法人高齢社会をよくする女性の会
                    理事長   樋口 恵子 先生
1.覚悟はいいか人生百年
  今わが国では大変な時代を迎えている。
  日本は世界で一番結婚率、子供の出生率が少ない国だ。こうなった原因の 一つとして言えるのは、社会に出て働く女性が結婚して妊娠、出産、育児を しながら、働けるシステムになっていなかったからだ。産休、育児休業が与 えられていたのは、教員などの公務員のみであったため、多くの女性労働者 子供を育てるためにはは退職せざるを得ない社会構造になっていた。
  子育てと仕事を両立できるようになったのは、待機児童ゼロ作戦、幼園・ 保育園の一元化が叫ばれるようになった現在になってからだ。
2.人生百年社会何が変わったか。
 (1)長寿化、少子化・・・・・・高齢化問題
  世界・地球規模で変わっていく高齢化が特に進んでいるのがアジアの国々 であり、中でも日本はその度合いが世界一である
  ?平均寿命
   昭和20年敗戦直後の日本人の平均寿命は男23.9%女37.5%で  あったが65年間平和憲法を守り、豊かな社会を築いてきた現在男79.  59% 女86.44%となっている。
  ?高齢化のスピード最速
  ?65歳以上の人口比率
   現在は23% 国民の4人に1人が高齢者。西暦2030年にはこの比  率が30%になり、2050年には40%になる。
 (2)生物多様性を含む自然環境の劣化・・・・・環境問題

3.人生後半がおもしろい
  「人生50年」という一生の標準サイズが、この半世紀ほどで「人生百   年」の時代に急変した。前半の50年は、先祖伝来の文化の蓄積がある。  しかし、現在長寿社会を生きる中・高年者は家庭生活、職場生活、社会生  活でのモデルがない。次の世代にモデルとして伝えていく過ごし方のおも  しろさを考えてみたい。
 (1)男女平等がよく似合う
   夫の定年後老夫婦が円満に暮らしていくには、それまでの家事は妻とい  う考えを改め、夫も積極的に厨房に立つべきだ。杉並区では男子高齢者を  対象に料理教室を開いているが、多くの高齢者で活況を呈している。
 (2)多様な60才以降の過ごし方 
   定年退職後、ホームヘルパーの資格を取り、地域社会の中でこれまでの  ビジネススキルを活かし新たな冒険をしている方がいる。
   介護保険法が発足すると、各地にデイサービスができた。その方は仲間  を募り、役所と折衝を重ね、自分たちが将来行きたくなるようなデイサー  ビスセンターをつくった。そこには日本を代表する新聞がいつでも読める  ようになっており、老眼鏡も備え付けられている。利用者同士が和気藹々  と利用できるマージャンテーブルもあり、みな満足している。