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RNO--1377
 2010年9月 本科生講座
【 老いをめぐる法律相談  】
  講師                   弁護士  大塚 喜一 先生

講演要旨
  老人は「功なり名とげて」社会的にも経済的にも安定期に入る。安定期に入ると意外に失敗することが多い。
  広告詐欺・紳士録詐欺はその代表的な例である。
  広告メーカーの詐欺がはやっている。人間の盲点を突くものである。発表のチャンスを与えるとか○○に当選したとか巧みな言葉で,人間の心理をつくもの。個人の短歌を高額を払ってまでも全国誌に載せる必要はない。正規の新聞社や広告代理店がやっているので気をつけなければいけない。紳士録にしても自分ひとりとじこもらないで,友人や周囲に話してみるとかすると引っかからないで済む。
  おれおれ詐欺も社会的に功なり名とげた人をターゲットにした高額な詐欺事件である。十分心しておきたい。
  生前処分の危険 自分の財産は死ぬまで放さないということである。
遺産分割での約束は特に気をつけなければいけない。配偶者はいらない。面倒を見てくれる人に贈与するというのが良き伝統・風習であったがこれがくせものである。一旦もらってしまえばあとは舅・姑は放り出されてしまうという話は珍しいことではない。妻は妻,夫は夫,自分の取り分はきちんととっておく。自分の死ぬときにどうするか考えればよいことだ。条件よって後で取り消すことはできない。約束で遺産分割をすべきでない。