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RNO--1080
 3月 聴講生講座
演題            【地球温暖化と植物】
  講師    中央大学理工学部教授・東京大学大学院教授 西田 治文先生
講演要旨
 2010年は、国際生物多様性年であるとともに、10月には生物多様性条約第10回締約国会議CBD COP10が名古屋で開催される。生物多様性と地球温暖化は平行して人類が留意すべき問題であることは、1992年のリオデジヤネイロ環境サミットで世界がすでに認めている。しかし、温暖化問題と較べると、生物多様性については一般の理解も、世界の対応も不足している。生物の世界を物質とエネルギーの両面から支えているのは、植物である。植物の世界に大きな変動が起これば、生態系全体のバランスが崩れ、地球の大気や水の循環にも悪影響が出る。安定した食料と自然資源の供給が絶たれれば、ヒトの存在そのものが脅かされる。温暖化が植物の将来と生物多様性に及ぼす影響をあらためて考えてみたい。
1環境と生物との関係
  生物はそれぞれ固有の特徴を持ち生存しているが、その源はブドウ糖を吸 収・分解して成長している。植物は光合成により養分を取り入れ、動物は他 の生物を捕らえてエネルギー源としている。だから全ての生物が安定した生 態系を維持されていないと個々の生物は生きられない。いったん安定した生 態系が壊されてしまうと、元に戻るには何百年の歳月がかかる。例足尾銅山
2生物はどういう特徴があるのか                 略
3地球と生物の歴史
  40億年の地球の歴史の中で生物は長い時間をかけて進化し、環境に適応 して多くの種が生まれ共生して多様性が保たれてきた。生物の一つの種が出 来るのに100万年もの年月がかかっているのに比べ、人類は誕生から20 万年しかたっていない。
4現在地球上にある植物
  陸上で光合成をして分布している植物は、コケの仲間2万種、しだの仲間 1万種、種子植物(裸子植物・被子植物)に分けられる。なかでも陸上の生 態系で活躍しているのは、被子植物である。被子植物は花を咲かせ蜜をつけ 昆虫を呼び寄せ、実を実らせ動物に提供することにより共生をはかり、25 万種もの種類となったと考えられる。
5温暖化に追われる生き物たち               略
6温暖化と農業生産                    略